
Amazonの海外ドラマ「エクスパンス巨獣目覚める」シーズン4は面白いのかな。
という人のためにシーズン1から観ていてAmazonプライムビデオでシーズン4を観た管理人シエン(@tetete437)僕が感想を書いています。
このエクスパンス巨獣目覚めるシーズン4の感想記事を読んでいただくと、自分の趣味に合うのか面白いのかが分かりますよ。
ですので、「エクスパンス巨獣目覚める シーズン4」を観るかどうか参考にしていただければ、つまらない海外ドラマを観て時間を損したってことにはなりません。
ひとこと感想&評価(5点満点)
- シーズン1からエクスパンスを観ている人
- 地味だけど見応えある宇宙ものSF作品が観たい人
- 科学的根拠がしっかりしてそうでありながら、未知の存在も描いているSFを観たい人
格闘シーンを期待している人や、超能力がメインになってるSFドラマを観たい人にはオススメしません。
それでは、エクスパンス巨獣目覚めるシーズン4のあらすじ、キャスト、ネタバレあり感想をどうぞ!
あらすじ・内容
リングが発生したことで、人類は新天地の惑星へ行けるようになった。
ベルターの一部の者たちが新天地の惑星ニューテラに移住していたが、そこにOPAと呼ばれる組織の者たちがやってきたことで争いが始まる。
一方、地球では国連事務総長クリスジェン・アヴァサララに対抗する者が現れる。
火星では軍人ではなくなったロベルタが悶々として過ごしていた。
惑星ニューテラではプロト分子関連と思われる謎の活動が始まりつつあった。
キャスト
ジェームス・ホールデン(スティーヴン・ストレイト)
ミラーに導かれ惑星ニューテラへ降り立つ。宇宙船ロシナンテ号の船長。
ナオミ・ナガタ(ドミニク・ティッパー)
宇宙船ロシナンテ号のエンジニア。ホールデンの恋人。
エイモス・バートン(ウェス・チャサム)
宇宙船ロシナンテ号のメカニック。船長ホールデンの忠実な部下であり友人。
アレックス・カマル (キャス・アンヴァー)
宇宙船ロシナンテ号のパイロット。
クリスジェン・アヴァサララ (ショーレ・アグダシュルー)
地球の国連事務総長。プロト分子への対応してきた地球勢力のトップ。
ロベルタ・ドレーパー (フランキー・アダムス)
火星軍の元軍人。シーズン4では火星で暮らしている。
ネタバレあり感想
ホールデンに起こることについて少しネタバレしているレビューです。
エクスパンス シーズン1から観続けているなら見応えたっぷりなSF海外ドラマ。

エクスパンス、ついにシーズン4まできました。
宇宙ものSF好きなら観ておきたい海外ドラマの一つですね。
シーズン1からエクスパンスを観ている人は、シーズン4も十分見応えあるドラマになっていたことでしょう。
まだシーズン1観ていないという人は、シーズン1から観るようにしましょう。
いきなりシーズン4を観ても、ほぼわけがわからない状態になってしまいます。
シーズン4は、
- 各勢力の争い
- 内輪揉め
- 未知の惑星での謎の出来事
といった、シーズン1〜3よりは地味なストーリー展開(僕は見応えありました)
なので、プロト分子やエイリアンらへんの謎が明かされることを期待してた人はシーズン4は、ちょっと拍子抜けと感じてしまう人はいそうですね。
しかし、エクスパンスという海外ドラマは、こういう地味ながらも見応えあるストーリー展開が面白いんです。
もちろんプロト分子など未知のものを、どう描くのかという面白さもあります。
ただシーズン4は、未知のものをどう描くのかという部分はあまり期待しないで観たほうがいいですね。
シーズン4が地味展開なのはシーズン5制作決定しているためかな。
シーズン4がなぜけっこう地味なストーリーとして制作されたか考えてみると、シーズン5の制作が決定しているからというのもありそう。
なんでもAmazonのジェフ・ベゾスがエクスパンスの原作のファンらしい話があり、
なんでも、AmazonのCEOジェフ・ベゾスが原作の大ファンで、米Syfyが本作のドラマシリーズ化を決定した時には悔しい思いをしたのだそうです。
https://kaigai-drama-board.com/posts/15923?p=2
海外ドラマboardより引用
エクスパンス製作陣は、じっくりとストーリーを作ることができたのではないでしょうか。
もしシーズン5が決定していないとか、ジェフ・ベゾスが原作の大ファンっていうのがなかったらシーズン4で、もっとプロト分子関連の話題を派手に演出したのではないかと思います。
シーズン4はプロト分子という未知の存在を、あくまで「静かに進行するなにか」として描き切ったところが渋くて良かったですね。
エクスパンス シーズン4は新天地の奪い合いがメインテーマ

エクスパンス シーズン4はリングによって発見された新天地の惑星ニューテラを巡る争いも描いています。
むしろプロト分子よりも、この新天地ニューテラでの騒動のほうがメインになってますね。
ニューテラのような新天地が出現し、そこに行くような技術を人類が持つようになっても結局はまた争いを始めるというところが悲しいところです。
人類がどんなに宇宙に進出したとしても、結局は資源争いなどが絶えないというのはありえそうな未来で嫌ですよね。
しかしエクスパンス シーズン4では新天地ニューテラで一時的に争っている人がまとまる時が描かれます。
そこも見どころです。
やはり人間というのはみんなが窮地に陥らないと、なかなか協力しあわないものなのかもしれません。
通常の状況だと、みんなで協力すると決めても出し抜く人が現れればその人が得をして他の人たちが損をするということになるからなんでしょう。
このあたりの人間模様もエクスパンス シーズン4では描かれます。
シーズン5へ向けてのつなぎという感じはあるので観るのを止める人はいそう。

エクスパンス シーズン4はシーズン5へのつなぎのシーズンという雰囲気でした。
地球やベルターたちの内輪もめといった権力争い、火星での出来事などが描かれますが、エクスパンスシリーズの見どころであるプロト分子への言及はおとなしめでしたしね。
シーズン4がシーズン5へのつなぎだからといってつまらないのかというと、そうではありません。
むしろシーズン5へ向けてじっくりと骨太なストーリーを味わわせてくれます。
シーズン5は火星の軍人ロベルタが重要な動きをしそうで楽しみですね。
主人公ジェームス・ホールデンだけ無事な理由が重厚なSF作品らしさがあって良かった。

エクスパンス シーズン4では、新天地の惑星ニューテラにいる人々がある事態になって危険な状態になります。
しかし、そんななかホールデンだけが無事なんですね。
ホールデンはプロト分子やミラーなど未知の存在と近い関係になっています。
なので、そこらへんの理由でホールデンだけが無事という「未知の力」系が影響しているのかと思ったら、そうではなくちゃんと科学的な理由があったんですね。
このホールデンだけが無事だった理由が科学的に説明できることであったことが、エクスパンスシリーズらしい骨太さだなと、あらためてこのドラマが好きになりました。
こういう主人公だけが無事っていう展開になると、なんらかの未知の力が影響しているっていうふうにしてしまいそうなところを、こうして科学的に説明できる理由にするってところが良いです。
宇宙船ロシナンテが頼もしい。

エクスパンスシリーズは宇宙船の質実剛健さ、機能性重視なデザインや運用も見どころです。
スターウォーズみたいに、洗練された宇宙船のデザインではないんですよね。
そこがまたいいんです。
エクスパンス シーズン4では主人公らが乗っている宇宙船ロシナンテ号も活躍しますよ。
エクスパンスファンにとって、宇宙船ロシナンテはすっかり頼もしい存在となっているのではないでしょうか。
ロシナンテはエクスパンス世界のなかでは小さい宇宙船だと思うんですが、戦闘能力はすごい高くなってそうです。
レールガンが装備されましたしね。
宇宙船ロシナンテのメンバーたちが、あくまで上司と部下の関係なのが良い。

宇宙船ロシナンテで行動する主要メンバーたち、
- ジェームス・ホールデン
- ナオミ・ナガタ
- アレックス・カマル
- エイモス・バート
が、みんな仲間としての絆がかなり深くなってきていることが感じられるシーズン4でした。
仲間としての絆が深くなってチームとしてまとまってきているんですが、エイモスやアレックスは、あくまでホールデンを船長として接しているところが良いですね。
仲良くなっているからといって、なーなーにならずにホールデンと船長として接して、そのうえで友人とも考えていることが伝わってきます。
「友達」という言葉よりも「友人」という言葉が似合う関係性が心地いいですね。
地球・火星・ベルターの勢力争いも面白い。

海外ドラマ「エクスパンス」は地球・火星・ベルターの3勢力の争いも描いています。
シーズン4では、各勢力の内輪もめが続きましたね。
地球ではトップ争いが起こり火星では内紛らしきものがあり、ベルターは内部で地球への反発心がある出来事を起こしてしまいます。
エクスパンスは宇宙ものSFドラマではあるけど、こういう政治的な争いも物語を盛り上げていますね。
シーズン4はプロト分子関連についてはそこまで進展がなかったんですが、こうした政治的争いだけでも面白かったです。
僕は人々がいろいろな理由で争っているときに大きな災いが降りかかろうとして、そんな争いしてる場合じゃないとなる展開が好きたったりするんですが、エクスパンス シーズン4でもちょっとそういう展開がありますね。
エクスパンスはプロト分子という人類の脅威(?)となるものがあるので、シーズン5以降も”争ってる場合じゃない”展開があると思います。
原作小説あり。物語は続いている。

海外ドラマ「エクスパンス」には原作小説があります。
日本語に翻訳されているのは最初のあたりだけっぽいですね。
2020年以降も原作小説の新作が出版されるそうです。
ということは海外ドラマ版エクスパンスが多くの人に観られていて好調であれば、シーズン6以降も続いていく可能性は高そうですね。
エクスパンスのような見応えはあるけれど、ちょっと地味なドラマが継続して制作されるってかなりうれしいことです。
一旦キャンセルになって制作中止されてしまったエクスパンスを、継続して制作してくれるAmazonには感謝ですね。
Amazon海外ドラマ「エクスパンス」シーズン4ネタバレあり感想まとめ
ということで、Amazon海外ドラマ「エクスパンス」シーズン4のネタバレありの感想でした。
まとめると、
- シーズン4になっても見応えたっぷりなSF海外ドラマ。
- シーズン4は新天地の奪い合いがメインテーマ
- シーズン5へ向けてのつなぎという感じはあるので観るのを止める人はいそう。
- 主人公ジェームス・ホールデンだけ無事な理由が重厚なSF作品らしさがあって良かった。
- 宇宙船ロシナンテが頼もしい。
- 宇宙船ロシナンテのメンバーたちが、あくまで上司と部下の関係なのが良い。
- 地球・火星・ベルターの勢力争いも面白い。
- 原作小説あり。物語は続いている。
といったところです。
シーズン4はプロト分子関連はあまり進展がなかったですね。
それでも地球・火星・ベルター内部でのことや、新天地の惑星ニューテラを巡る争いといった派手さはないけど見応えのあるストーリー展開が良かったです。
エクスパンス シーズン5制作決定しています。
シーズン5で火星の軍人だったロベルタが、はたしてどういうことになるのか楽しみですね。
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