
映画「クラウドアトラス」って面白いのかな?
という人のためにAmazonプライムビデオで「クラウドアトラス」を観た僕が感想を書いています。
この映画「クラウドアトラス」の感想記事を読んでいただくと、自分の好みに合うのか面白いのかが分かりますよ。
なので、つまらない映画を観て時間を損したってことにはなりません。
ひとこと感想(Twitter短評)
- 壮大さがあるSF映画が観たい人
- ペ・ドゥナファン
- スピリチュアル系が好きな人
マトリックスを超えるような面白さを期待する人や、SFらしい未来の道具がたくさん登場するのが観たい人にはオススメしません。
それでは映画「クラウドアトラス」のあらすじ・キャスト・ネタバレあり感想をどうぞ。
映画「クラウドアトラス」あらすじ
はるか昔から続く星の痣を持つ者たち。
彼ら彼女らは時代を超えてなんらかの形でつながっていた。
そして遠い未来の地球。
地峡環境は悪化して人間が耐えられない状況になりつつあった。
そんななか救いの道はあるのだろうか…。
映画「クラウドアトラス」キャスト
違う登場人物を同じ俳優が演じているので主要な役者名だけあげておきます。
- トム・ハンクス
- ハル・ベリー
- ヒューゴ・ウィーヴィング
- ペ・ドゥナ
- スーザン・サランドン
- ヒュー・グラント
映画「クラウドアトラス」ネタバレあり感想
未来の韓国編で多くネタバレしています。
公開当時は評判悪かったと思うけど観てみたら、そこそこ面白いSF映画だった。

あの名作マトリックスの後のウォシャウスキー兄弟監督作ということで当時注目された映画だと思うんですが、期待が高すぎたせいか酷評が多かったと思います。
しかし、2019年の今観てみたらそこまで酷評されるほどではなく、スピリチュアルよりのSF映画としては、そこそこ面白いと思いました。
様々な時代が時代順じゃなくて混ざり合ってストーリーが進むので、なんだかよく分からないとなるかもしれません。
クラウドアトラスは、なんだかよく分からないとなっても最後まで観ると感慨深いものを感じるかと思います。
あまり深く考えずに、クラウドアトラスのその壮大さを楽しむのがオススメです。
監督はマトリックスのウォシャウスキー兄弟
映画「クラウドアトラス」の監督はウォシャウスキー兄弟です。
「クラウドアトラス」だけで観れば、そこまでつまらないSF映画ではないんですが、どうしてもマトリックスと比べてしまうので「物足りない」という評価になってしまいます。
なのでマトリックスを超える面白さを期待して「クラウドアトラス」を観ることはオススメしません。
ウォシャウスキー兄弟はクラウドアトラスの後、ジュピターというスペースオペラ的なSF映画監督してますが、面白くなかったですね。
クラウドアトラスもジュピターもそうですが、無理に面白いシーンを入れないほうがウォシャウスキー兄弟の映画は面白いのかもなんて思ったりしました。
マトリックスみたいにシリアスな雰囲気のみのほうが面白くなるのかもしれません。
クラウドアトラスはいろんな時代の人々を描くんですが、そのエピソードの一つにユーモアを出そうとしたのがあります。
他のエピソードがシリアスな雰囲気になってるので、そのユーモアエピソードが浮いてしまって、なんだか物語が引き締まっていないという印象を受けるのかもなどと考えたりしました。
ソンミ役韓国の女優ペ・ドゥナがかわいい。

未来世界の韓国のエピソードでペ・ドゥナが出演してました。
他の時代のエピソードでもメイクをして出演してるので探してみてください。
ペ・ドゥナはソンミというクローン女性の役ですね。
このソンミを演じるペ・ドゥナが、とってもかわいいので注目して観てほしいです。
ソンミは未来の韓国のレストランみたいなところでウェイトレスとして管理下で使役されている状態。
ですのでソンミは外の世界のことを知らないんです。
そんなソンミが、いろいろ戸惑ったりしてることも可愛らしいと思います。
ペ・ドゥナのファンの人はクラウドアトラスは要チェックです。
しかし、ちょっと残虐な描写もあるのでトラウマ注意ですね。
ペ・ドゥナはウォシャウスキー姉妹お気に入りの役者の1人になってる。
ペ・ドゥナはウォシャウスキー姉妹のお気に入りの役者の1人になってますね。
バウンドやマトリックスシリーズには、たぶん出演してないはずですが、
- クラウドアトラス
- ジュピター
- 海外ドラマのセンス8
といったウォシャウスキー作品に出演しています。
2020年製作開始されるマトリックス4にも出演したりするのかな。
クローン工場は気持ち悪さがある。トラウマ注意。
先ほどちょっと書きましたが、未来の韓国のエピソードで人によっては気持ち悪さを感じるシーンがあります。
人間を家畜みたいに工場で扱っている場面のとこが気持ち悪いと思う人もいるでしょうから、このシーンはトラウマ注意ですね。
人間といってもクローンですが。
クローンたちが処分されて…となってしまうんです。
しかもクローンたちを騙して、そんなトラウマものの工場に送り込んでいる状態。
このあたりは約束のネバーランドという漫画にちょっと似てますね。
あとアニマトリックスでマシンが人間を扱う様子にも似ています。
約束のネバーランド、SF好きなら面白いと思うのでオススメです。
同じ役者が特殊メイクっぽいのをして、様々な時代の登場人物を演じているのを探す楽しみがある。

クラウドアトラスで話題になっただろうところは、同じ役者が各時代で違う人物を演じるところ。
おそらく特殊なメイクなどをしているせいか、同じ役者が演じていると気づかない場合もあるでしょう。
もちろんすぐに「あ、この役者か。」と分かる場合もあります。
多くの場合は、パッと見よく見ないと分からないことが多いので、この人物は誰が演じているんだろうと探してみる楽しみがありますよ。
僕が気づいたなかで、すごい変わりようだなと思ったのはペ・ドゥナですね。
よく見たらたしかにペ・ドゥナだなと分かるんですが、あることまで変わってるのはびっくりでした。
SF映画だがメインテーマは壮大なスピリチュアルよりのストーリー

クラウドアトラスは基本SF映画です。
しかし、未来的な技術が使われた道具とかはあんまり登場しません。
未来の韓国編がもっともSFしてますね。
他の時代は、SFしてないです。
それよりもクラウドアトラスはラストにたどり着くまでの壮大なストーリーがかなりスピリチュアルよりなSFしていて、そこが見どころになっています。
個人的には、もっとも未来の時代の最後のあたりを、もっと詳細に描いてほしかったかなと思ったりしました。
星の痣とか悪魔っぽい人とか、とくに深い意味はないと思う

意味ありげな星の痣とか時代を超えて登場するヒューゴ・ウィーヴィング演じる悪魔みたいなキャラクターとか出てきますが、とくに深い意味はなさそうなんですよね。
観客としては、なんとなくそれっぽいことなんだろうなと思っておくだけでもOKです。
クラウドアトラスの原作小説では、星の痣とか悪魔みたいなキャラクターに深い意味づけがあるのかもしれません。
でも映画を観る限りはそこまで深く考察しなくても、それなりに楽しんで映画「クラウドアトラス」を観ることができます。
星の痣には生まれ変わりとか輪廻転生といった意味があるのかもしれません。
解釈は観客に委ねる系の映画なのかな。
原作小説あり。作者はデイヴィッド・ミッチェル。
映画「クラウドアトラス」には原作小説があります。
作者はデイヴィッド・ミッチェル。
原作小説も各時代を混ぜて描いた物語になっています。
デイヴィッド・ミッチェルはラナ・ウォシャウスキーが監督・脚本を担当するマトリックス4の脚本に協力していますね。
マトリックス4がどんなストーリーになるのかのヒントがクラウドアトラスにあるかもしれません。
映画「クラウドアトラス」ネタバレあり感想まとめ
ということで、映画「クラウドアトラス」のネタバレあり感想でした。
まとめると、
- そこそこ面白いSF映画だった。
- マトリックスを超える面白さは期待しないほうがいい。
- ソンミ役韓国の女優ペ・ドゥナがかわいい。
- 未来の韓国のエピソードはトラウマ注意シーンあり。
- 誰が演じているか探す楽しみがある。
- 時代を超えた壮大なストーリーを楽しむのが良い。
といったところです。
生まれ変わりとか輪廻転生とかスピリチュアル系もあるSF映画を観たいときは「クラウドアトラス」オススメですね。
ただし注意点は、ウォシャウスキー兄弟監督だからといってマトリックスのような面白さを「クラウドアトラス」に期待しないようにすることです。
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