1982年の映画ブレードランナーネタバレなし感想。面白い。世界観だけで観れる。

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「ブレードランナー」って面白いのかな。

という人のためにAmazonプライムビデオで「ディレクターズカット ブレードランナー 最終版」を観た僕が感想を書いています。

この「ブレードランナー」の感想記事を読んでいただくと、自分の趣味に合うのか面白いのかが分かります。

ですので、つまらない映画を観て時間を損したってことにはなりません。

ひとこと感想「世界観だけで観ていられる映画」

評価
映画「ブレードランナー」おすすめの人
  • SF作品が好きな人
  • 押井守の映画の雰囲気が好きな人
  • ブレードランナー2049で分からなかった部分を知りたい人

ダークなディストピアの世界観が苦手な人や、格闘アクションシーンを期待している人にはオススメしません。

それでは映画「ブレードランナー」のあらすじ、キャスト、ネタバレなし感想をどうぞ!

映画「ブレードランナー」あらすじ

レプリカントと呼ばれる人間と見分けがつかないサイボーグを始末するブレードランナーであったリック・デッカード。

あるとき逃亡して地球に侵入してきたレプリカントを始末するようにデッカードは頼まれる。

すでにブレードランナーの仕事をしていなかったデッカードだったが、無理やり引き受けさせられ調査を開始することになる。

そんななかレプリカントを製造しているタイレル社のトップと会うことになる。

タイレル社のトップとの会合のなかデッカードは秘書のレイチェルと会う。

レイチェルと会ったことでデッカードの運命が変わっていくのだった。

映画「ブレードランナー」キャスト

監督リドリー・スコット

リック・デッカード(ハリソン・フォード)
ブレードランナーとして地球に潜入したレプリカントたちを追う。

レイチェル(ショーン・ヤング)
タイレル社のトップ、タイレル博士の秘書。デッカードと出会ったことで変わる。

ロイ・バッティ(ルトガー・ハウアー)
地球に潜入したレプリカントたちのリーダー。あまりにも短い寿命をなんとかしようとする。

映画「ブレードランナー」ネタバレなし感想

ほぼネタバレなしで世界観や、その後の映画に与えた影響についてなどを書いています。

ストーリーはシンプルだが世界観・雰囲気だけで観ていられるSF映画

ブレードランナー、ストーリーはいたってシンプルです。

レプリカントと呼ばれる人間そっくりなサイボーグが人間の奴隷みたいになっていて、地球に逃げてきたレプリカントをブレードランナーと呼ばれる人間が始末する。

基本これだけのストーリーですね。

SF作品としてはよくある設定だと思うんですが、映画「ブレードランナー」は世界観がすごく良くて、最後まで飽きずに観れます。

終始暗い雰囲気、重厚さのある雰囲気になっており、この雰囲気が気に入ればどっぷりと映画「ブレードランナー」の世界に浸ることができますね。

たとえば押井守の映画

  • 「ゴーストインザシェル」
  • 「イノセンス」
  • 「アヴァロン」
  • 「パトレイバーthe movie」の1作目と2作目
  • 「スカイクロラ」

あたりの雰囲気が好きな人はブレードランナーも気にいると思います。

ジャンルとしてはディストピアSFになるでしょう。

ハリソン・フォード演じる主人公リック・デッカードは強いっていうよりも「なんとかする能力」が高そうな人物

地球に侵入したレプリカントを始末する仕事をしているのがブレードランナー。

主人公リック・デッカードはブレードランナーです。

そんな役目のあるブレードランナーですから、カンフーみたいな格闘術とか銃の腕前がすごいなど戦闘能力が高いのかと思ったら、デッカードは戦闘能力高そうではないんですね。

強力そうな銃を持ってますが、あきらかにレプリカントのほうが強そうです。

デッカードは戦闘能力よりも調査能力や人間かレプリカントか見分ける能力、状況をなんとかする能力が高いのだと思います。

なのでマトリックスみたいにすごい格闘シーンはありません。

ですがちょっとした格闘シーンでも、あくまで静かな雰囲気でシーンが進むとこが良いです。

「ブレードランナー」は、やはりこのあくまで静かな雰囲気にハマるかハマらないかで、面白いかつまらないかが分かれる映画ですね。

押井守の攻殻機動隊の映画とか、後の膨大な映画・映像作品に大きな影響を与えまくった名作SF映画

ブレードランナー観てると「この雰囲気はどこかで観たことあるな。」ってなることが多かったです。

「どこかで観たことあるな。」ってなるのは映画「ブレードランナーランナー」が後のたくさんの映画に影響を与えているからですね。

つまりブレードランナーが元になっていて、ブレードランナーの世界観に影響を受けた映画がたくさんあるということです。

ブレードランナーは当時としては革新的なビュジュアルだったとのこと。

SFのジャンルでいうとサイバーパンクというそうです。

映画「ブレードランナー」が公開された1982年当時SF作品で描かれる未来世界は、

  • きれいな世界
  • 自然など地球環境が良い
  • 戦争はなく理想的な人間社会となっている

など、とにかくきれいで成熟した社会で、自然と人間文明がうまくバランスがとれている理想的な世界が描かれることが多かったみたいですね。

スタートレックで描かれる地球みたいな感じでしょうか。

スタートレックで登場する地球は戦争がなく世界は統一されていて、理性的で穏やかな人々がいる、しかも貨幣がないですよね。

そんな理想的な未来世界が描かれることが多かった時代に、ブレードランナーは、

  • 退廃的
  • ディストピア世界
  • サイボーグを奴隷にしている
  • 酸性雨が降り続く世界
  • 一企業が絶大な力を持っている

というとても理想的な未来世界とは言えない世界観を描いたんです。

当時は映画の興行成績は良くなかったそうですが、だんだんと評価されていき今では映画史に残る名作と言われるようになっているんですね。

映画「ブレードランナー」の理想的とはいえない荒廃した未来世界を描くサイバーパンク、ディストピアの世界観は後のSF作品に大きな影響を与えまくりました。

先ほども書きましたが押井守はかなり影響受けてそうです。

士郎正宗の漫画「攻殻機動隊」を原作とした映画「ゴーストインジャシェル」や「イノセンス」で描かれる都市の風景は、ブレードランナーと似ています。

あとブレードランナーのもつ雰囲気が押井守の、

「ゴーストインザシェル」

「イノセンス」

「アヴァロン」

「機動警察パトレイバー 劇場版」1作目

「機動警察パトレイバー2 the Movie」

「スカイクロラ」

といった映画の雰囲気と同じ匂いを感じます。

ハードボイルドというかダークな雰囲気ですね。

近年だとNETFLIXのドラマ「オルタードカーボン」なんかもブレードランナーの影響を受け継ぐ映像作品でしょう。

映画「ブレードランナー」は後の映画やドラマなどの映像作品に大きな影響を与えたという意味でも名作といえるのだと思います。

日本っぽいのとか日本語とか、たくさん出てくるのは1980年代の映画だからですよね。

芸者

映画「ブレードランナー」には、やたらと日本っぽいのが登場します。

  • 空中を漂う飛行船に芸者
  • 街中のあちこちに日本語
  • 屋台みたいな飲食店の店員が日本語を話す

などなど、やたらと日本が出てくるんですね。

1980年代といえば日本はバブル経済。

日本の経済力が強かったためブレードランナーでも日本が頻繁に登場するんだと思います。

SF映画では制作された時に勢いのあった国がよく登場しますよね。

この記事を書いている2019年だと中国がよく映画に登場しています。

やたらと登場する「強力わかもと」無許可だったそうです。

映画「ブレードランナー」で一際目立つのが強力わかもとの看板。

この「強力わかもと」実在の胃腸薬です。

なんか映画のなかでやたらと目立ってたので調べてみると、驚いたことに強力わかもと作ってる会社に無許可でブレードランナーに登場させてたそうです。

『ブレードランナー』の展示見てたら『強力わかもと』のお偉いさんが当時の裏話を
https://togetter.com/li/1055669

1980年代ということで、このあたりが緩かったんでしょうね。

映画本編観たら分かりますが、あんなにデカデカと「強力わかもと」って出てるのに無許可ってすごいですね。

原作はフィリップ・K・ディックのSF小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』

映画「ブレードランナー」には原作小説があります。

フィリップ・K・ディックの「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」です。

続編の「ブレードランナー2049」と前日譚があります。

「ブレードランナー2049」の前日譚が無料で公開されています。

ストーリーの補完になるので、ブレードランナー観たけど続編の2049は観てないっていう人は2049を観る前に短編の前日譚を観ておくと、よりブレードランナー2049のストーリーが理解できるようになりますよ。

ブレードランナー ブラックアウト2022

【渡辺信一郎監督による前奏アニメ解禁!】「ブレードランナー ブラックアウト 2022」

監督は渡辺信一郎。

聞いたことある監督の名前だなと思ったら、アニマトリックスの「キッズ・ストーリー 」を監督した人でした。

ブラックアウト2022は、レプリカントたちが人間に迫害されている状況を変えた出来事を描いています。

アメリカ・ロサンゼルス上空で核爆発を起こし、発生した電磁パルス(EMP)によって都市機能を停止させ、施設に保存されているレプリカントであることの記録を抹消するというストーリーです。

アニメの短編ですね。

まあ普通にストーリーをなぞったという短編になってます。

ブレードランナーのファンだと、いろいろ気づきがあるのかもしれません。

2036: ネクサス・ドーン

【『ブレードランナー 2049』の前日譚】「2036:ネクサス・ドーン」

続編の「ブレードランナー2049」で出てた盲目の科学者ネアンデル・ウォレスが、レプリカントの製造を無理やり政府に認めさせるというストーリーです。

レプリカントは製造が禁止されてたんですが、ネアンデル・ウォレスがレプリカントの製造を再開したエピソードですね。

1作目のブレードランナーのときはタイレル社が強大な力を持っていましたが、続編のブレードランナー2049ではネアンデル・ウォレスの会社が、レプリカントを製造するようになったわけです。

政府がレプリカント製造を禁止していたのに、ウォレスはどうやって政府にレプリカント製造を認めさせたのか。

そのことが2036: ネクサス・ドーンで分かります。

2048:ノーウェア・トゥ・ラン

【『ブレードランナー 2049』の前日譚】「2048:ノーウェア・トゥ・ラン」

ウォレスが2036年に政府にレプリカント製造を認めさせてから12年後。

街で暮らすサッパー・モートンの物語です。

サッパー・モートンはレプリカントなんですが、どうやらそのことを隠して生きている観たいなんですね。

いつも訪ねていた少女やその母親が暴漢に襲われるところを見たサッパーは、母娘を助けるために人間離れした格闘をしてしまいます。

その様子を見たある男が、サッパーが落とした身分証らしきものを拾ってレプリカントであることを知り、どこかに報告します。

このサッパーが続編「ブレードランナー」の最初に出てきた人物なのかな?

そしてブレードランナー2049へと続きます。

ブレードランナー2049を最初に観た人も、1作目のブレードランナー観たら楽しめるでしょう。

ブレードランナー2049で登場したハリソン・フォード演じるデッカードについてや、デッカードが愛しているレイチェルとはどういう経緯があったのかとかが分かります。

まだ「ブレードランナー2049」観てない人は1作目から観たほうがいいですね。

デッカードがどういう人物なのかを知っておいたほうが「ブレードランナー2049」を楽しめるので。

映画「ブレードランナー」感想まとめ

ということで映画ブレードランナーの感想でした。

まとめると、

  • 世界観・雰囲気だけで観ていられるSF映画
  • 主人公リック・デッカードは、戦闘力よりも調査能力が高いのかも。
  • 後のSF映画・アニメに大きな影響を与えまくった映画
  • 日本がたくさん出てくるのは1980年代の日本バブル期の映画だからっぽい
  • 原作小説あり
  • 続編「ブレードランナー2049」と前日譚短編映画とアニメがある。

といったところです。

「ブレードランナー」は自分がSF作品が好きだなと自覚している場合は、とりあえず観ておくのが良い映画ですね。

「あ、この映画もブレードランナーに影響受けたんだな。」ってことが分かったりして、よりSF映画やドラマを楽しく観ることができるようになると思います。

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