アドアストラ ネタバレなし感想。つまらない。ひどいとまでは言わないけど退屈でした。

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ブラッド・ピット主演の「アド・アストラ」って面白いのかな?

という人のために公開日に劇場で観てきた僕が感想を書いています。

この「アド・アストラ」の感想記事を読んでいただくと、自分の趣味に合うのか合わないのか面白いのかが分かります。

なので、面白くない映画を観て時間を損したってことにはならないですよ。

ひとこと感想

評価
「アド・アストラ」おすすめな人
  • 深読みすることが好きな人
  • 宇宙の壮大な景色が観たい人
  • ブラッド・ピットファンの人

SFに夢とロマンを求めている人や、宇宙を舞台にした大冒険エンタメを期待している人にはオススメしません。

注意

「アド・アストラ」が好みに合わなかった人の感想です。

それでは「アド・アストラ」のあらすじと感想をどうぞ!

「アド・アストラ」あらすじ

ロイはどんな状況でも冷静でいられる優れた宇宙飛行士。

ロイの父親が地球外知的生命体探査の任務中行方不明となる。

地球では宇宙からのサージにより様々な事が発生していた。

サージはロイの父親が乗船している宇宙船に原因があるとみた宇宙軍は行方不明となっているロイの父親を探すために、サージの影響を受けていない火星の地下からロイにメッセージを発信させることにした。

任務を受け地球から火星へと向かうロイだったが…。

「アド・アストラ」ネタバレなし感想

大きなネタバレはしていません。

ずっと退屈な映画。ブラッド・ピットの抑制されすぎた演技。

宇宙ものSF映画ということや、

  • 「観たことがない映像」
  • 「劇場の大画面で観たほうがいい」

といった前評判があったので、大きく外れはないだろうという期待で劇場で観てきたんですが期待はずれでした。

いつ面白くなってくるのかなと観てても、ず〜っと同じ調子。

ブラッド・ピット演じるロイの父との葛藤や自分の人生についてのポエムが壮大な音楽にのせて延々と続きます。

こういう主人公の独白が続く系で、すごく引き込まれる映画もあるんですが、アドアストラの場合は退屈でしかありませんでした。

いろいろ深読みすれば仕掛けがあったりして「そういうことなのか!」という気づきがあるのかもしれないんですが、深読みしようという気にならないんですよね。

心理テストが繰り返されるから、そのことが伏線になっているのかと途中で思ったんですが…

僕は演技のことは分からないんですが、ブラッド・ピッドの演技はすごいのだろうけれど抑制され過ぎてて汲みとれませんでした。

壮大な宇宙の景色や、たどり着いた宇宙船内を観てもなにも感じていないかに見える主人公

無表情の人

ブラッド・ピット演じる主人公のロイは宇宙飛行士としてすごく優秀なんです。

どういう状況でも心拍数が上がりすぎず冷静な判断ができるという人物。

どんな状況でも冷静なので、はるか遠い場所の壮大な宇宙の景色など感動するようなところでも、無表情で任務にまっすぐ向かうという感じです。

初めて入る船内でも冷静。

冷静で実行力もあります。

そういうキャラクターはハードボイルドなカッコよさがありそうなんですが、そういうかっこよさはないです(ブラッド・ピッドはカッコいい)

ただ周りの状況に無反応なだけ、ただただ目的に向かって動くのみ。

そんな感じで観てて面白くないと思ってしまいました。

優秀な宇宙飛行士でいるために感情を抑制しすぎてしまってロイ自身が自分の人生が面白くないと感じてしまっている雰囲気なんです。

映画のなかでも「あこがれの宇宙飛行士になったけど…」というようなセリフがありました。

なんかちょっとウツっぽいです。ウツってこんなもんじゃないのでしょうけれど。

宇宙飛行士として優秀であるために感情を抑えることが習慣になりすぎて、プライベートでも感情表現ができなくなり、喜びや悲しみという感情さえも失ってしまった。

というのを表現しているのだと思うんですが・・・なんか観てて面白くないんですよね。う~ん。

メッセージこめたけど途中退屈になる人もいるからアクション要素も入れてみたよというオマケ感

月面バギー

映画全ての時間が主人公ロイのモノローグ(心の中の独り言 )になると退屈するだろうから、たまにイベント発生あるよという感じでアクシデントが登場します。

それはそれでいいんですが、ロイが惑星間をロケットや宇宙船で移動するたびにアクシデントが起こるので、なんかゲームのイベント発生みたいな感じがしてしまいます。

そのイベントのアイディアがまさに宇宙開発が盛んになってきた現代ならではで、たしかに「今まで見たことがない映像」なんです。

しかし、なぜか「この発想すごいでしょ?」という雰囲気が感じられて、なんだかな〜という感じなんですね。

僕がひねくれてるだけなのかもしれません。

なるほどこういうことってありえるよねっていう驚きはありました。

父親探索宇宙ものゲームで自分が主人公を操作してるなら面白いと思う。

VRゲームしてる人

アド・アストラ最後まで観てふと思ったのが、

「これゲームで主人公を操作できるなら面白そう」

ってことでした。

最終目的は父親を探すこと。

ステージが地球、月、火星、そして深宇宙へという感じ。

時折ある心理テストをクリアしないと先に進めないようになっている。

VRゲームで、ミッションをこなすときやアクシデントが発生したときの対処で、慌ててミスをすると「心拍数」が上がっていき一定数以上になるとゲームオーバー

みたいな感じですね。

たぶんものすごい科学的考証されてるSF映画

科学的考証をしている人

宇宙ものSF映画として、科学考証がしっかりされているんだろうな〜という感じでした。

学的に正しいのかどうかは素人なので分からないんですが、すんごいリアルさがありましたね。

やたらと科学技術が発達してるというのではなく、

2019年現在の科学技術、宇宙開発が発展していったらこうなるんだろうな〜

っていう雰囲気になっているところがリアルでした。

「実際に人類が普通に宇宙進出したらこうなる」というリアル感があるとこは楽しい。

とくに火星の雰囲気が「まさにこんなふうになるっぽい」でしたね。

夢と希望にあふれた火星探査の果てが、こんなディストピアっぽくなってしまうなんて・・・という現実感がありました。

火星基地で受付する人がやさぐれてたり、壁に落書きがあるなど。

たぶん火星でも各国・各企業が資源獲得争いをしていて荒れているという設定なんでしょうね。

実際、将来火星では資源獲得争いが始まるという予想はされています。

マーズ火星移住計画というナショナルジオグラフィックのドラマ+ドキュメンタリーのシーズン2で火星での資源獲得について描かれています。

マーズ火星移住計画のドキュメンタリー部分で現在の北極のように火星でも資源獲得争いが始まるだろうと予想しています。

「マーズ火星移住計画」SF好きにはオススメの海外ドラマです!

月は争いが始まっているけれど観光地化もしているってのが良かったです。

月が旅行先の1つになる。

これって月への移動手段が現在の飛行機のような安全性になれば現実になりそうですよね。

他にも様々なシーンにおいて、ものすごくしっかりと科学的考証がされている雰囲気がありました。

こういう設定面を楽しむっていう観方もありでしょう。

火星で主人公がリフレッシュ部屋に入れられたとき、ここから面白くなるのかと思ったが…

プロジェクター
  • やたらと繰り返される心理テスト
  • 月から火星へ行くときに渡された薬
  • 主人公ロイは信用されていないというセリフ

など、ちょっと謎っぽい部分があります。

そして火星に到着したロイは父親の事で心拍数が上がり、たしか心拍数を安定させるためにリフレッシュ部屋みたいなとこに閉じ込められる状態に。

ここらへんで「そうか!ここから面白くなってくるのか。」と期待したんですが・・・

心理テストは、その後も同じように繰り返されるのみでロイの心理描写で利用される程度(テストが終わって案内の音声が流れてるのに途中でスイッチを切ってしまうことでロイの苛立ちを表現するなど)

あの薬で主人公ロイがなぜああいうふうにしたのかは謎のまま。

信用されていないというのは、たしかにそうだった。

という感じでとくにこれらのことは伏線じゃなかったです。

繰り返される心理テスト、徹底的に心拍数を上げないことにこだわること、このあたりのことが後々「なるほど、それでか!」って感じで伏線になってると良かったななんて思いました。

ようするに地球外生命体なんか探して人生棒にふるよりも、身近な人を大切にしようよってことなのかな?

ハグをする人

これは「アド・アストラ」良かったっていう人も面白くなかったっていう人も共通している感想だと思うんですが、

宇宙ものSF映画と見せかけて、じつはヒューマンドラマ系なんですね。

SF設定とかアクションシーンなどはあくまでオマケで、本質は親子関係とか主人公の生き方についてへの言及だったりします。

それで「アド・アストラ」が伝えたいメッセージって、

オカルトに夢中になりすぎて人生棒にふってないで、ちゃんと現実大切にして。

ってことなのかななんて思いました。

地球外知的生命体探しって、ちょっとオカルトっぽさも入ってますよね。

「アド・アストラ」はSF的ロマン全否定の映画

この広い宇宙に人類と同じような、いや人類を超えるような知的生命体がいるかも!ってロマンがあります。

でも家族や恋人、友達とかいろいろなものを捨ててまで地球外知的生命体探しに執着しても、ほぼほぼ幸せにはなれなさそうです。

ロイの父親はすべてを捨ててまで、はるか遠い場所で孤独になっても地球外知的生命体探しをやめることができなかった。

おそらくここで止めたら「俺の人生なんだったんだ?」という虚無感に襲われてしまうからですよね。

「アド・アストラ」はSF的ロマン全否定の映画です。

それはそれで新鮮な視点なんだけれど、肝心のヒューマンドラマのほうはというと・・・なんだか物足りません。

抑えた演出なんだと思いますが、個人的には伝わってくるものがあんまりなかったです。

油断すると「地球最後の男」になりそう

こういうSFなんだけれど伝えたいのは人生系って、

  • 深い感動を生むパターン
  • 眠くなるパターン

の2通りあると思います。

「アド・アストラ」がどちらかというと、それは人それぞれ。

でも油断すれば、あの伝説のSF映画「地球最後の男」みたいになってしまいかねないです。

「地球最後の男」って同じタイトルの映画があるみたいですが、この「地球最後の男」ですね。

「地球最後の男」の感想記事も書いています。

  • イメージが面白そう
  • 抑制された雰囲気
  • ゆったりと流れる時間

など「アド・アストラ」にも「地球最後の男」と共通する部分があります。

でも制作費が段違いだろうし「アド・アストラ」は「地球最後の男」と違っていろいろと舞台が変わります。

まだ「アド・アストラ」はエンタメ要素があるんです。

「地球最後の男」のように、
分かる人にだけ分かればいい
という作家性全開で割り切ったりはしていないんですね。

というか「地球最後の男」は分かる人がいるのかと思うぐらい割り切りすぎて割れてしまった映画だと思います。

アド・アストラは適度にSF的エンタメしてるので、途中退屈しても最後まで観れるかなと思います。

似ている映画としてあげられてる「2001年宇宙の旅」「ゼログラビティ」のほうが面白い。

アド・アストラと似たような映画としてあげられている2001年宇宙の旅やゼログラビティ。

「2001年宇宙の旅」「ゼログラビティ」両方とも宇宙を舞台にしたSF映画です。

個人的にはアド・アストラよりも「2001年宇宙の旅」と「ゼログラビティ」のほうが面白いと思いましたね。

「アド・アストラ」と 「2001年宇宙の旅」「ゼログラビティ」を比べてみた記事も書いています。

「アド・アストラ」ネタバレなし感想まとめ

ということで「アド・アストラ」の感想でした。

  • ブラッド・ピット主演
  • SF映画
  • 予告での宇宙エレベーターみたいな映像

などなど期待できそうな雰囲気があったんですが、僕の場合はダメでした。

面白くなかったですね。

でも映画の感想は人それぞれなので「深い感動があった。」とか「すごい映画だ。」という人もいると思います。

まとめてみると、

  • ずっと退屈だった。
  • 主人公ロイが観てて面白くない。
  • アクション要素がオマケ感しかない。
  • 父親探索ものSFゲームなら面白そう。
  • 科学的考証はすごくされているっぽいSF映画
  • 伏線なのかと思ったが、そうじゃなかった。
  • 身近な人を大切にしよう
  • 油断すると「地球最後の男」になりそう
  • 「2001年宇宙の旅」「ゼログラビティ」のほうが面白い

といったところです。

「アド・アストラ」感動したっていう人もいるので、やっぱり映画とかドラマなど物語って、人によって合う合わないがあるんだなと再確認した映画でした。

「アド・アストラ」面白かったっていう人のブログを読ませていただくと、だいたい「オデュッセイア」について触れています。

「オデュッセイア」は古代ギリシアの長編叙事詩とのことです。

こういう文学的素養とか知識がないと「アド・アストラ」の良さっていうのが分かりにくいってことなのかもしれないですね。

ブラッド・ピット出演映画なら、

  • オーシャンズシリーズ
  • マネーボール

が僕が観たなかだとオススメです。

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